(イギリス)1984ジャガーXJ シリーズⅢ JAGUAR XJ SeriesⅢ HD
1984年1月オースチン・ローバージャパン発行、「ジャガーXJ」ブローチャー抜粋。 「格調高い上流階級のためのパスポート」 1968年9月にデビュー。1973年9月に「シリーズⅡ」となり、1979年3月には「シリーズⅢ」へと発展した。最大の変更点はルーフ・ラインを高めたことで、後席のヘッド・クリアランスが拡大された。外観上ではフロント三角窓の廃止、バンパーの大型化、ラジエター・グリルの小変更、テール・ランプのデザイン変更、キャップレス・ホイールの採用など。室内はステアリングが太めの革巻きとなり、スウィッチ類の表示が文字から絵文字に変更され、フロント・シートにはランバー・サポートが装備された。その他、ヘッドランプ・ウォッシャーとワイパー、電動サンルーフなどがオプションで用意された。フル・オートエアコンの噴出し口は10個ある。フロント/ウィッシュボーン&コイル、リアの4本のコイルスプリングを用いた複雑な足廻りによる乗り心地は、ビッグキャットの異名をとるだけに猫足という表現がピッタリで、しなやかさでロールス‐ロイス、ベントレーと好みを競う。「XJ6 4.2」と「ヴァンデン プラ4.2」のエンジンは直列6気筒、ツインOHC、4227cc、175HP(SAE)、「HE(High Efficiency)」は、その後の「デイムラー ダブルシックス」と同じ、V型12気筒、OHC、5343cc、255ps(DIN)を搭載していた。V12気筒版はXJ6が「XJ40」にモデルチェンジした後もほぼそのまま「デイムラー ダブルシックス」として1992年まで生産された・・・ [CarShionDs]Automobiles and Tradings、東京・町田 渡辺 朋幸(Tomoyuki.C. Watanabe.)